ちゃ‐ぶくさ【茶袱紗】
茶の湯に用いるふくさ。茶器のちりを払ったり、茶碗などを観賞する際、その下に敷いたりする絹布。ちゃのゆふくさ。
ちゃ‐ぶくろ【茶袋】
1 茶を入れる紙袋。 2 葉茶を入れて煎(せん)じるための布袋。
ちゃぶ‐だい【卓袱台】
《「ちゃぶ」は「卓袱」の中国音からという》和室で用いる、足の短い食卓。
ちゃぶだい‐がえし【卓袱台返し】
1 (腹を立てた者が、食事の途中で)ちゃぶ台をひっくり返すこと。 2 (1から)準備の整った、また、順調に進行している物事に介入して、振り出しに戻してしまうこと。
ちゃ‐ぶね【茶船】
1 近世、江戸・大坂などの河川や港で大型廻船の貨物の運送に用いた小船。 2 河川や港で飲食物を売る小船。うろうろ船。
ちゃぶ‐や【卓袱屋】
明治開化期に横浜や神戸などにできた小料理屋。主に外国の下級船員を相手とし、売春婦をかかえている店が多かった。
ちゃ‐ぶるい【茶篩】
臼(うす)でひいた抹茶をふるうのに使う目の細かい篩。
ちゃ‐ぶるまい【茶振る舞ひ】
酒や食事を出さず、茶だけで済ませるような簡単なもてなし。多く、女性だけの集まりに行われた。「—みな一人づつ抱いて来る」〈柳多留・二〉
ちゃ‐ぶろ【茶風炉】
茶の湯で、湯を沸かすのに用いる風炉。