ちぎょう‐でら【知行寺】
幕府から寺領として知行所を与えられている寺。門跡寺院や各宗本山など。
ちぎょう‐とり【地形取り】
築城のときなどに、自然の地形(ちけい)を取り入れ利用すること。
ちぎょう‐とり【知行取り】
武家時代、禄を知行でもらうこと。また、その人。
ちぎょう‐ぬすびと【知行盗人】
知行を受けながら、それだけの才能や功績のない者をののしっていう語。禄(ろく)盗人。「枕刀に手も掛けず、あまっさへ秘書まで奪はれ、打ち殺されたは—」〈伎・幼稚子敵討〉
ちぎょう‐やく【知行役】
知行高に応じて主君のために出す夫役や金銭・穀物。所領役。
ちぎょう‐わり【知行割り】
知行地を大名や旗本・御家人・家臣などへ割り当てること。知行配当。
池魚(ちぎょ)の殃(わざわい)
災難の巻き添えをくうこと。特に、類焼にあうこと。 [補説]池の中に落ちた珠(たま)を取るために宋王が池の水をかき出させたが珠は見あたらず、池の魚はみな死んでしまったという「呂氏春秋」孝行覧の故事...
ち‐ぎり【乳切り】
1 「乳切り木」の略。 2 人の乳の高さほどに切ること。また、その長さ。「刀の長さはつか共に—なるがよし」〈役者論語・耳塵集〉
ちぎり【契り】
1 ちぎること。約束。誓い。「師弟の—」 2 男女が情交すること。「一夜の—」 3 前世から定められた宿縁。因縁。「二世(にせ)の—」
ちぎり【扛秤/杠秤】
《「ちきり」とも》 1 竿秤(さおばかり)の一。竿の上のひもに棒を通し、二人で担って量るもの。1貫目(3.75キロ)以上の重いものを量る。 2 繭や卵・貨幣などの重さを量る小さな秤のこと。