つうぞくさんごくし【通俗三国志】
江戸中期の読本(よみほん)。「三国志演義」の翻訳。50巻。湖南文山訳。元禄2〜5年(1689〜1692)刊。後漢末の中国の大乱を舞台に、群雄蜂起のありさまを描く。
つうぞく‐しょうせつ【通俗小説】
芸術的価値に重点を置かず、一般大衆の好みに応じて書かれた娯楽性の高い小説。
つうぞく‐てき【通俗的】
[形動]世間一般で好まれるさま。俗受けのするさま。「—な読物」
つうぞく‐どうとく【通俗道徳】
江戸後期から明治期にかけて民衆の間に広まった、勤勉・倹約を主な徳目とする倫理規範。市場経済が徐々に浸透するなか、家や村が没落しないよう自己を律する生活規範として浸透した。
つうぞく‐ぶん【通俗文】
1 世間一般の人々にわかりやすい文章や文体。「古来の文章法を破って平易なる—を用うる事なり」〈福沢・福翁自伝〉 2 手紙を書くときに用いる文体。書簡文。
つう‐たつ【通達】
[名](スル)《「つうだつ」とも》 1 告げ知らせること。特に、行政官庁がその所掌事務について、所管の機関や職員に文書で通知すること。また、その文書。古くは通牒(つうちょう)。「—を出す」「厚生...
つう‐たん【痛嘆/痛歎】
[名](スル)ひどく嘆き悲しむこと。痛切な嘆き。「フロレンスの死別を—し」〈織田訳・花柳春話〉
つう‐だ【痛打】
[名](スル) 1 相手に精神的、肉体的に痛手となる打撃を与えること。また、その打撃。「相手の弱点を—する」 2 野球で、鋭い一打を放つこと。また、その打撃。「救援投手が—を浴びる」
つう‐だい【通題】
俳諧で、一座の者が同一の題で句を詠むこと。また、その題。とおりだい。
つうだつ‐ぼく【通脱木】
カミヤツデのこと。