つかい‐ぜに【遣ひ銭】
「遣い銀(ぎん)」に同じ。「永々の存京なれば—もないが」〈虎明狂・雁盗人〉
つかい‐だて【使い立て】
[名](スル) 1 人に用事をしてもらうこと。「お—してすみません」 2 使いの者を出すこと。「金子が無くばお七をば、くれるか有無の返事をと、無体至極の—」〈浄・八百屋お七〉
つかい‐ちょう【遣ひ帳】
金銭の支出などを記入する帳面。「太夫様入り帳、—」〈浮・諸艶大鑑・八〉
つかい‐ちん【使い賃】
使いの者に報酬として与える金銭。使いの駄賃。「小使は一度の—として二銭貰うことになっていた」〈鴎外・雁〉
つかい‐つ・ける【使い付ける】
[動カ下一][文]つかひつ・く[カ下二]しばしば使う。使い慣れている。「—・けない包丁で手を切る」
つかい‐て【使い手/遣い手】
1 それを使う人。「長持ちするもしないも—しだいだ」 2 それを巧みに使う人。達人。「二刀流の—」 3 金づかいのあらい人。金銭をむやみに使う人。「諸方へ札を出し、もろもろの—どもを招かるるに」...
つかい‐で【使い出/遣い出】
使って感じられる量の多さ。十分に使えたと感じられるほどの分量。「大きいわりには—がない」
つか‐いと【柄糸】
刀の柄に巻く組糸。
つかい‐どころ【使い所】
そのものを使うのに適当な方面。適当な用途。「才能の—を誤る」
つかい‐なら・す【使い慣らす/使い馴らす】
[動サ五(四)]いつも使って、物をその作業などになれさせる。「よく—・したグローブ」