筆(ふで)を染(そ)・める
1 初めて書く。また、書き始める。「未経験の小説に—・める」 2 筆に墨汁を含ませる。「墨の色紅深く見えけるは—・めつつかけばなるらん」〈続詞花・戯花〉
ふ‐ひと【史】
《「ふみひと」の音変化。「ふびと」とも》 1 古代、朝廷で記録・文書をつかさどった役。また、その役人。 2 古代の姓(かばね)の一。多くは渡来人に与えられ、文筆に従事した者たちの姓。
ふひと‐べ【史部】
大化前代、記録・文書をつかさどって朝廷に仕えた部民。応神天皇のときに渡来したという王仁(わに)の子孫西史部(かわちのふひとべ)と阿知使主(あちのおみ)の子孫東史部(やまとのふひとべ)の二大勢力が...
ふみ‐きり【踏(み)切(り)】
1 鉄道線路と道路が同じ平面上で交差する所。 2 跳躍競技などで、反動をつけるため地面やジャンプ台などを蹴って飛び上がること。また、その場所。「—が弱い」 3 思い切って決断すること。ふんぎり。...
ぶぶん‐おん【部分音】
ある音を、いくつかの純音が集まった複合音とみたとき、その成分としての一つ一つの純音。成分音。
ぶ‐ぶん【部分】
全体をいくつかに分けたものの一つ。「シャツの胸の—に汚れがある」
ふ‐しゅく【巫祝】
神事をつかさどる者。みこ。はふり。かんなぎ。
ふ‐しぎ【不思議】
[名・形動]《「不可思議」の略》 1 どうしてなのか、普通では考えも想像もできないこと。説明のつかないこと。また、そのさま。「—な出来事」「成功も—でない」 2 仏語。人間の認識・理解を越えてい...
び‐ふく【微服】
[名](スル)人目につかないよう、身なりをやつすこと。「中将—して山里に猟(か)り暮らし」〈蘆花・不如帰〉
ひれ‐ざけ【鰭酒】
フグやエイのひれを焼いて、熱燗(あつかん)の清酒に入れたもの。独特の香味がある。《季 冬》「—や逢へば昔の物語/年尾」