つく・ねる【捏ねる】
[動ナ下一][文]つく・ぬ[ナ下二] 1 手でこねて丸く作る。こねてまるめる。「米の粉を—・ねて団子を作る」 2 無秩序に積み重ねる。「叔父の羽織がくしゃくしゃになって隅の方に—・ねてあった」〈...
つたな・い【拙い】
[形][文]つたな・し[ク] 1 能力が劣っている。ふつつか。「—・い者ですがよろしく頼みます」 2 運が悪い。「武運—・く敗れる」 3 事を行うのに巧みでない。へたである。「—・い字」「—・い...
つこう‐まつ・る【仕る】
[動ラ四]《「つかえまつる」の音変化で、主として平安時代に用いた》 1 「仕える」の謙譲語。 ㋐お仕え申し上げる。「昔、二条の后に—・る男ありけり」〈伊勢・九五〉 ㋑お供申し上げる。奉仕する。「...
つくも‐どころ【作物所】
平安時代、宮中の調度品などの調進をつかさどった所。作物司(つくもづかさ)。
月夜(つきよ)の蟹(かに)
《月夜には蟹は月光を恐れて餌(えさ)をあさらないので肉がつかないといわれるところから》やせて身のない蟹。転じて、中身のないことのたとえ。
つち‐の‐かみ【土の神】
1 土をつかさどり守る神。埴安(はにやす)の神の類。 2 「土公神(どくじん)」に同じ。
つかわ・す【遣わす】
[動サ五(四)]《連語「つか(使)わす」の意味が発展して一語化したものという。3が原義であるが、後に敬意が薄れて下位者を派遣するだけの場合にも用いる》 1 目上の人が目下の者に対して人などを行か...
つかわさ・れる【遣わされる】
[動ラ下一][文]つかはさ・る[ラ下二]《動詞「遣わす」の未然形+尊敬の助動詞「れる」から》 1 「与える」の意の尊敬語。くださる。およこしになる。「お手紙でも—・れませ」〈洒・駅路雀〉 2 (...
つき‐あた・る【突(き)当(た)る】
[動ラ五(四)] 1 進んで行ってものに勢いよく当たる。衝突する。ぶつかる。「車が電柱に—・る」 2 それより先へ進めないところに行きつく。「—・って右に曲がる」 3 思いがけない問題や障害に出...
つかわ◦す【使はす】
[連語]《動詞「つか(使)う」の未然形+上代の尊敬の助動詞「す」》お使いになる。「朝(あした)には召して使ひ夕(ゆうへ)には召して使ひ—◦しし舎人(とねり)の子らは」〈万・三三二六〉