つき‐な【付き無】
[連体]変な。おかしな。「—事を言ふまいぞ」〈洒・辰巳之園〉
つき‐なか【月中】
月の中ごろ。中旬。つきなかば。
つき‐なかば【月半ば】
月の中ごろ。中旬。つきなか。
つき‐なし【月済し】
借金を月ごとにいくらかずつ返済すること。「—金(がね)」「私は到頭その—の金を払う力もなくなってしまった」〈百閒・百鬼園随筆〉
つき‐な・し【付き無し】
[形ク] 1 不案内なさま。どうしていいかわからない。「逢ふ事の今ははつかになりぬれば夜ふかからでは—・かりけり」〈古今・雑体〉 2 不似合いであるさま。ふさわしくない。「もとよりかかるありきに...
つき‐なみ【月並(み)/月次】
[名] 1 毎月きまって行われること。月に一度ずつあること。毎月。月ごと。「—の会」 2 「月並俳句」の略。 3 「月次の祭」の略。 4 十二の月の順序。月の移り変わり。「なみ」を「波」に掛け...
つきなみ‐え【月次絵】
1年12か月の行事や風俗を自然の景趣を背景に描いた絵。平安時代以降の大和絵の主要なジャンルの一つで、障子絵や屏風(びょうぶ)に描かれた。→四季絵
つきなみ‐かい【月並(み)会】
毎月きまって開く会合。多く和歌・連歌・俳句の会などにいう。
つきなみ‐こう【月次講】
毎月定期的に催される講。
つきなみ‐ちょう【月並調】
1 陳腐で、新鮮みのない俳句や俳諧の調子。正岡子規が旧派の俳風を批判していった語。 2 ありきたりで、新しさのない調子。「—のあいさつ」