つち‐ふ・る【土降る/霾る】
[動ラ四]風に吹き上げられた土や砂が降る。《季 春》「真円(まんまる)き夕日—・るなかに落つ/汀女」「雲端に—・る心地して」〈奥の細道〉
つち‐ふるい【土篩】
土を入れてふるい分ける、目の粗いふるい。多く竹を編んで作る。
つち‐ぶた【土豚】
管歯目ツチブタ科の哺乳類。体重50〜70キロ。背が丸く太った体つきや鼻先の形などは豚に似るが、耳と尾は長い。歯は管状の六角柱が集まってできており、舌が長く、シロアリなどを食う。夜行性。アフリカの...
つち‐ぶね【土船/土舟】
1 土砂を運ぶ船。「引汐の堀割に繋(つな)いだ—」〈荷風・すみだ川〉 2 土でつくった船。昔話「かちかち山」に出てくるどろぶね。
つち‐へん【土偏】
漢字の偏の一。「地」「城」などの「土」の部分の称。
つち‐ぼこり【土埃】
風に吹かれて舞い上がる細かい土砂。すなぼこり。「—が立つ」「—を上げる」
つち‐ぼたる【土蛍/地蛍/蛍蛆】
1 蛍の幼虫。淡黒色の蛆(うじ)状で、水辺におり、尾部が発光する。みぞぼたる。 2 双翅(そうし)目キノコバエ科の昆虫、ヒカリキノコバエの幼虫。洞穴など暗い場所にすみ、蛍に似た青白い光を発して小...
つち‐ぼとけ【土仏】
土でつくった仏像。どぶつ。
土仏(つちぼとけ)の水遊(みずあそ)び
《土仏が水に溶けて崩れていくところから》身の破滅を招くようなことをみずからすることのたとえ。土仏の水狂い。土仏の水なぶり。
土仏(つちぼとけ)の夕立(ゆうだち)に逢(お)うたよう
《土仏が大雨で崩れるようすから》しょんぼりしたさまのたとえ。