つぼね【局】
1 宮中や貴人の邸宅で、そこに仕える女性の居室として仕切った部屋。また、大きな建物の中を臨時に仕切ってつくった部屋。曹司(ぞうし)。「ある御達の—の前を渡りけるに」〈伊勢・三一〉 2 ㋐1を与え...
つぼね‐がさ【局笠】
女性のかぶる、深くてつぼんだ形の笠。市女(いちめ)笠の類。
つぼね‐じょろう【局女郎】
江戸時代、京都の島原および江戸の吉原にいた最下級の遊女。端(はし)女郎。
つぼね‐ずみ【局住み】
宮中または貴人の邸宅などに局を与えられて住むこと。「かごやかに—にしなして」〈源・初音〉
つぼね‐だな【局棚】
書院造りの床の間や書院のわきに設ける棚。上部は袋棚で、その下に違い棚をかけわたしたもの。
つぼね‐まち【局町】
宮中で、局の多く連なっている所。「—に走り入り」〈盛衰記・一三〉