つま‐ご【爪子】
草鞋(わらじ)の先や全体につける藁(わら)製の覆い。また、それをつけてある草鞋。多く雪道に用いる。《季 冬》
つまご【妻籠】
長野県南西部、木曽郡南木曽(なぎそ)町の地名。近世は中山道の三留野(みどの)と馬籠(まごめ)の間の宿駅。当時の町並みの保存・復元が行われている。
つま‐ごい【妻恋/夫恋】
夫婦が、互いに相手を恋い慕うこと。鹿などの動物にもいう。
つまごい【嬬恋】
群馬県吾妻(あがつま)郡の地名。浅間山・白根山などの山裾に位置し、高原野菜の栽培が盛ん。鹿沢(かざわ)温泉・万座(まんざ)温泉がある。名は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が弟橘媛(おとたちばな...
つまごい‐どり【妻恋鳥】
《万葉集・一四四六「春の野にあさる雉(きぎし)の妻恋に己(おの)があたりを人に知れつつ」の歌から》キジの別名。「—の羽音に怖ぢる身となるは」〈浄・冥途の飛脚〉
つまごい‐むら【嬬恋村】
⇒嬬恋
つま‐ごうし【妻格子】
⇒狐(きつね)格子1
つま‐ごと【爪琴/妻琴】
《爪で弾くところから》箏(そう)の異称。
つまごみ‐に【夫籠みに/妻籠みに】
[連語]《「ごみ」は上二段動詞「こ(籠)む」の連用形の音変化》つまをこもらせるために。つまごめに。「—八重垣作るその八重垣を」〈記・上・歌謡〉 [補説]一説に、夫婦ともにの意ともいう。
つまごめ‐に【夫籠めに/妻籠めに】
[連語]《「ごめ」は下二段動詞「こ(籠)む」の連用形の音変化》「つまごみに」に同じ。「—八重垣作るその八重垣を」〈神代紀・歌謡〉