ツンドラ【(ロシア)tundra】
ユーラシア大陸・北アメリカの北極周辺に広がる凍結した荒原。短い夏の間に地面の表層が融解し、コケ類や地衣類が生える。凍土帯。凍原。
ツンドラ‐カリブー【tundra caribou】
シカ科の哺乳類で、トナカイの一亜種。ユーラシア・アメリカのツンドラ地帯に分布し、季節的な移動をする。
ツンドラ‐きこう【ツンドラ気候】
ケッペンの気候区分による寒帯気候の一。符合はET。最暖月の平均気温がセ氏0以上10度未満。夏にはツンドラと呼ばれる永久凍土が溶けてコケ類や地衣類が育つが、農作物の生育には不適でトナカイの遊牧など...
ツンドラ‐きどう【ツンドラ軌道】
人工衛星を高緯度地域で利用するための同期軌道の一つ。国土が高緯度にあるため、赤道上の静止軌道は利用しづらい旧ソ連で考案された。1恒星日(約23時間56分)周期で離心率が1に近い長楕円の軌道をとり...
つん‐のめ・る
[動ラ五(四)]勢いよく前へ倒れかかる。「石にけつまずいて—・る」
ツンフト【(ドイツ)Zunft】
ギルドの形態の一。ドイツで、12、3世紀ごろから結成されはじめた独占的、排他的な手工業者の同職組合。手工業ギルド。
ツンベルク‐かん【ツンベルク管】
T=ツンベルクが考案した、空気のない状態で酵素反応を行わせるためのガラス製の密閉試験管。酵素を入れた主室に、基質を入れた側室をはめ込み、ポンプで真空にしてから、両者を混ぜ合わせて反応させる。
つんぼ【聾】
聴力を失っていること。耳の聞こえないこと。
つんぼ‐さじき【聾桟敷】
1 江戸時代の劇場で、正面2階桟敷の最後方の席。舞台に遠く、役者のせりふがよく通らないところからいう。 2 関係者でありながら情報や事情などを知らされないこと。
聾(つんぼ)の早耳(はやみみ)
都合の悪いことは聞こえないで、悪口などはよく聞こえるということ。また、聞こえないのに聞こえたふりをして早合点すること。