いわい‐でん【祝(い)殿】
同族が合同して森などに小祠(しょうし)を建てて祭る神。
い‐の‐しし【猪】
《「猪(い)の獣(しし)」の意で、「しし」は食肉用のけものをいう》偶蹄(ぐうてい)目イノシシ科の哺乳類。体長約1.4メートルで、首が短く、背面に黒褐色の剛毛がある。雄は犬歯が発達している。夜行性...
命(いのち)は義(ぎ)によりて軽(かる)し
《「後漢書」朱穆伝から》かけがえのない大切な命も、義のためならば捨てても惜しくない。
いび
奄美(あまみ)・沖縄地方で、ウタキ(御岳)とよばれる聖域の中の神が鎮座する場所。自然石や大木を依代(よりしろ)とする。最高の神職である女性以外は立ち入れない。「いべ」ともいい、「威部」と当てて書く。
色気(いろけ)より食(く)い気(け)
色欲よりも食欲のほうが先であること。転じて、見えを捨てて実利をとること。
いわ‐さか【岩境/磐境】
「岩座(いわくら)」に同じ。「我は天つ神籬(ひもろき)及び天つ—を起こしたてて」〈神代紀・下〉
うしろ‐ひも【後ろ紐】
《「うしろひぼ」とも》 1 袴(はかま)の後部につけた紐。 2 着物の後ろに縫いつけ、前に回して結ぶようにした紐。 3 2をつけた衣服を着ている幼いとき。小児期。「姉は父御(ててご)の孫(そん)...
うしろ‐づめ【後ろ詰め】
1 先陣に続く後続の軍勢。予備として後方に配置する陣立て。ごづめ。「千葉屋の寄せ手かしこを捨てて、ここの—を仕(し)つと覚ゆるぞ」〈太平記・九〉 2 敵軍の背後から攻めること。うしろぜめ。ごぜめ...
うしろばり‐の‐おおくち【後張の大口】
大口袴(おおくちばかま)の一。前面を精好(せいごう)織り、後面をさらに横糸を太くした大(おお)精好で仕立てて、後ろ腰を張らせて着用する。風流(ふりゅう)のときは直垂(ひたたれ)の袴を省略すること...
浮(う)かぶ瀬(せ)
苦しい境遇や状態から抜け出る機会。「身を捨ててこそ—もあれ」