おし‐ばこ【押(し)箱/圧し箱】
押し鮨(ずし)、特に箱鮨を作るときに用いる箱枠。中に鮨飯と具を入れて蓋(ふた)を当てて押して抜く。押し枠。
おし‐くくみ【押し包み】
物をつつむもの。また、つつんだもの。「大路に子をすてて侍りける—にかきつけ侍りける」〈金葉・雑下・詞書〉
おし‐ぐま【押し隈】
歌舞伎俳優の顔面の隈取りを、紙または布を当てて写し取ったもの。
おし‐あ・てる【押(し)当てる】
[動タ下一][文]おしあ・つ[タ下二] 1 押しつけて、当てる。押しつける。「刀を首筋に—・てる」 2 矢を射るとき、目標にねらいをつける。「おもてに進みたる伊藤六がまん中に—・てて放ちたり」〈...
おす
[感]若い男性どうしが出会ったときに使うあいさつ語。親しい間柄で使われる。おっす。 [補説]「押忍」とも当てて書く。
おし【押し/圧し】
[名] 1 力を加えること。 ㋐上から重みをかけること。また、そのもの。おもし。「漬物に—をする」「ズボンの寝—」 ㋑相撲で、四つ身にならず手のひらを相手に当てて前へ進むこと。 2 無理にでも...
おし‐あ・げる【押(し)上げる】
[動ガ下一][文]おしあ・ぐ[ガ下二] 1 下から押して上へあげる。「船を砂浜へ—・げる」 2 勢いがついて、物事の水準や度合いを高める。「思惑買いが株価を一気に—・げた」 3 引き立てて、資格...
おし‐まわ・す【押(し)回す】
[動サ五(四)] 1 「まわす」を強めていう語。 2 世の中に処していく。身を立てていく。「帰朝後も経済学で立派に—・される所では有るが」〈二葉亭・浮雲〉 3 ぐるりと取り巻く。「—・して火かけ...
おだい‐ばなし【御題噺/御題咄】
落語家が客から題をもらったり、品物を預かったりして、それを即座に咄に仕立てて演じる芸。→三題噺(さんだいばなし)
己(おのれ)を虚(むな)しゅう◦する
《「漢書」五行志上から》私情を捨てて謙虚で素直な気持ちになる。「—◦して人の意見に耳を傾ける」