て‐なぐさみ【手慰み】
1 手先で物をもてあそぶこと。てすさび。「—に書を習う」 2 ばくち。
て‐なし【手無し】
1 手または腕がないこと。 2 本来は蔓(つる)がある植物で、蔓がない品種。 3 袖無しの胴着。 4 《供御(くご)・調度などに手を触れられなかったところから》月経をいう女房詞。
て‐なず・ける【手懐ける】
[動カ下一][文]てなづ・く[カ下二] 1 動物などを、なつくようにする。「猛獣を—・ける」 2 面倒をよくみるなどして、味方に引き入れる。「部下を—・ける」
てなずち【手摩乳/手名椎】
出雲の国つ神である脚摩乳(あしなずち)の妻。寄稲田姫(くしなだひめ)の母。
て‐なべ【手鍋】
1 つるのついた鍋。手取り鍋。 2 自分で煮炊きをすること。自炊。「—で暮らす」
手鍋(てなべ)提(さ)げても
⇒手鍋を提げる
手鍋(てなべ)を提(さ)げても
⇒手鍋を提げる
手鍋(てなべ)を提(さ)・げる
自分で炊事をするような貧しい生活をする。多く「手鍋(を)提げても」の形で、好きな男との生活ならば苦労をいとわない意で用いる。
て‐なみ【手並(み)】
腕前。技量。「お—拝見」
て‐ならい【手習い】
1 文字を書くことを習うこと。習字。 2 けいこ。学問。「六〇の—」 3 心に浮かぶままに古歌などを書き記すこと。「例ならぬけしきを見て、いと心憂しと思ひて前なる硯に、—をしてかく書き付く」...