おばけのせかい【お化けの世界】
坪田譲治の中編小説。昭和10年(1935)、「改造」誌に掲載。子どもにとっては不可解な死の概念を主題とする児童文学作品。主人公の善太と三平の兄弟は、続く作品「風の中の子供」「子供の四季」にも登場する。
己(おのれ)に如(し)かざる者(もの)を友(とも)とする勿(なか)れ
《「論語」学而から》善を求め道を修め、みずからを向上させるためには、自分より劣る者と交わってはならない。
おもい‐つき【思い付き】
1 思いついたこと。ふと浮かんだ考え。「なかなかいい—だ」「—で行動されては迷惑だ」 2 いい考え。おもしろい着想。「お前の言って来て呉れた下宿屋は至極—だと思う」〈虚子・続俳諧師〉
おとし‐ど【落(と)し戸】
1 左右に溝をつけてはめ込み、上下に開閉するようにした戸。 2 床や天井に取り付け、下方に開くようにした戸。
男(おとこ)が立(た)・つ
男としての名誉が保たれる。「ここで負けては—・たぬ」
おと‐ない
1 訪れ。訪問。「友の—を待つ」 2 音がすること。その響き。また、音から判断されるようすや気配。「なつかしう、うちそよめく—あてはかなりと、聞き給ひて」〈源・若紫〉 3 評判。とりざた。「世の...
おに‐みそ【鬼味噌】
1 唐辛子で辛みをつけた焼き味噌。 2 外見は強そうで、実際は気の弱い人のたとえ。よわみそ。「取っては投げのけ掴(つか)んでは、十王みじんの—ども」〈根無草・後・四〉
おどろく‐なかれ【驚く勿れ】
[連語]驚いてはいけない。大変なことを述べるときの前置きに用いる。「—、一二月なのに桜の咲いた所があるそうだ」
お‐まんま【御飯】
飯(めし)・食事の、俗な言い方。「仕事がなくては—の食い上げだ」
おもい‐つつ・む【思ひ包む】
[動マ四]心の内が表にもれないようにする。つつしむ。「色に出でてはえあらず—・むことありて」〈宇津保・内侍督〉