な‐な
[連語] 1 《上代東国方言》活用語の未然形に付く。…ないで。…ずに。「我が背なを筑紫へ遣(や)りて愛(うつく)しみ帯は解か—あやにかも寝も」〈万・四四二二〉 [補説]前の「な」は打消しの助動詞...
ならわ‐かし【習はかし】
「習わし1」に同じ。「一家一門みな侍、その—か、思ひ切っては見返らず」〈浄・油地獄〉
な・める【嘗める/舐める】
[動マ下一][文]な・む[マ下二] 1 舌の先でなでるように触れる。「切手を—・めてはる」「猫が毛を—・める」 2 舌の先で味をみる。また、そのようにして酒を少しずつ飲む。口に含んだものを舌で味...
なま‐さか・し【生賢し】
[形シク]少しばかりかしこい。こざかしい。「—・しき事しいでては悪しかりなん」〈著聞集・九〉
ならで‐は
[連語] 1 (多く「ならではの」の形で)ただ…だけ。「日本—の習慣だ」 2 (多く、下に打消しの語を伴って)…でなくては。…以外には。「下町—見ることのできない光景」「恩愛の道—、かかる者の心...
なま‐うかび【生浮かび】
十分な覚悟をもたずに仏道に入ること。「—にては、かへりて悪しき道にも漂ひぬべくぞ覚ゆる」〈源・帚木〉
なら◦ぬ
[連語]《「ぬ」は打消しの助動詞》「ならない」に同じ。「ならん」の形でも用いる。「私語を交わしては—◦ぬ」「どうにかせねば—◦ぬ」
なまけ‐ぐせ【怠け癖】
しなくてはならないことを怠ける習慣。「—を直す」
ナポリを見(み)てから死(し)ね
《(イタリア)Vedi Napoli, e poi muori.》ナポリの風光を見ずに死んでしまっては、生きていた甲斐がない。ナポリ湾一帯の美しさを強調したイタリアのことわざ。
七度(ななたび)尋(たず)ねて人(ひと)を疑(うたが)え
物が見当たらないときなどは、よく探したうえで最後に他人を疑え。軽々しく人を疑ってはいけないということ。