ぎ‐せい【擬制】
実質の異なるものを、法的取り扱いにおいては同一のものとみなして、同一の効果を与えること。失踪(しっそう)宣告を受けた者を死亡したものとみなすなど。→推定
き‐ぞう【寄蔵】
贓物(ぞうぶつ)罪となった行為の一。犯罪行為で得た物と知りながら預かり隠すこと。法律用語としては平成7年(1995)の刑法改正以前のもので、改正後は「保管」という。
ぎじん‐かん【擬人観】
人間の特性を他の事物にあてはめ、人間と類似したものとして説明しようとする考え方。例えば、神が人間と同じような姿をして同じ言葉を使うと考えるような見方。
きそじょう‐いっぽんしゅぎ【起訴状一本主義】
検察官が公訴を提起する際、裁判所に起訴状だけを提出し、裁判官に事件についての予断をいだかせるような書類・証拠物などを提出してはならないという原則。
ぎ・する【擬する】
[動サ変][文]ぎ・す[サ変] 1 見立てる。なぞらえる。「山水に—・した庭園」 2 決定していないことなどを、仮に当てはめてみる。「次期総裁に—・せられる」 3 刀などを突きつける。あてがう。...
きき‐はや・す【聞き囃す】
[動サ四]聞いてほめたてる。聞いてもてはやす。「和琴いとおもしろしなど—・し給ふ」〈紫式部日記〉
き‐たては【黄蛺蝶】
タテハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張6センチくらい。翅は黄褐色の地に黒斑が散在し、裏面は枯れ葉模様。夏から秋に発生し、花蜜や樹液に集まる。幼虫の食草はカナムグラ・麻など。
きき‐いしき【危機意識】
1 危機が迫っているということを感じること。危機感。 2 既成の秩序や価値観が崩壊しつつあることを認識し、これに対処しなくてはならないとする自覚。
きかく‐がい【規格外】
製品や農作物などが、定められた基準に当てはまらないこと。「寸法—」「—野菜」
きき‐し・める【聞き占める】
[動マ下一]その声や音などをしっかり聞く。「伸子は保の云うことを、半分も—・めてはいないのであった」〈宮本・伸子〉