さり‐とも【然りとも】
[接] 1 そうであっても。それでも。「この女(め)の童は…もてわづらひ侍り。—、まかりて仰せ事給はむ」〈竹取〉 2 よもや。まさか。「—うち捨てては、え行きやらじ」〈源・桐壺〉
サリーナス‐グランデス【Salinas Grandes】
アルゼンチン中北部、コルドバ州・カタマルカ州・ラリオハ州の境界に広がる塩湖(塩原)。コルドバ山脈の北麓、標高170メートルに位置する。面積は6000平方キロメートル。南側のコルドバ州の領域は自...
さる‐かた【然る方】
[連語] 1 それ相応な人。身分ある、ある人。「—の仰せられるには」 2 そういう方面。しかるべき所。それ相応。「—にても御覧ぜさせばや、と思ひ給へし人になむ」〈源・蜻蛉〉
サモス‐とう【サモス島】
《Samos/Σάμος》ギリシャ、エーゲ海南東部、ドデカネス諸島の島。紀元前6世紀半ばには海洋都市国家が栄え、僭主ポリュクラテスの命によってヘラ神殿の造営が進められた。港町ティガニは数学者ピタ...
然(さ)ればと言(い)って
そうは言うものの。とは言っても。「医療費はかかるが、—放ってはおけない」
さわら【鰆】
サバ科の海水魚。全長約1メートル。体は細長い紡錘形で、背面は淡灰青色、腹面は銀白色。沿岸に広く分布。冬から春にかけて特に美味。《季 春》「一匹の—を以てもてなさん/虚子」
さるもの‐にて【然る物にて】
[連語] 1 言うまでもないことで。もちろんのことで。「御手などは—、ただはかなうおしつつみ給へるさまも」〈源・若紫〉 2 それはそれとして。「おぼす人ありとても、それをば—、御文など奉り給へ」...
さるむこ【猿聟】
狂言。和泉(いずみ)流。能「嵐山」の替間(かえあい)で、本狂言としても演じる。吉野山の猿が嵐山の舅(しゅうと)猿のもとに婿入りをし、酒宴で歌い舞う。
さや‐とり【鞘取り】
「鞘(さや)4」を利用してもうけるために行う取引。鞘取引。鞘かせぎ。
然(さ)もなければ
そうでなければ。さもなくば。「君が直接交渉するか、—代理人を立ててもいい」