せんまい‐づけ【千枚漬(け)】
1 塩漬けした聖護院かぶらの薄切りを、昆布・みりん・唐辛子などで漬けた漬物。京都の名産。《季 冬》「うすら氷(ひ)の—を切にけり/孝作」 2 シソの葉を重ねて味噌などで漬けたもの。宮崎県の名産。...
ぜに‐ぐるま【銭車】
1 両替屋や大商店が寺社や湯屋などで銭を買い入れ、それを必要とする商店へ売り込むときに用いた車。「—女を見ても静かなり」〈柳多留・三〉 2 「銭独楽(ぜにごま)」に同じ。
ぜったい‐あく【絶対悪】
どのような立場・観点から判断しても悪であること。「核兵器は—である」
ず‐は
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連用形+係助詞「は」》 1 打消しの順接仮定条件を表す。もし…なかったら。「ま梶(かぢ)貫(ぬ)き舟し行か—見れど飽かぬ麻里布の浦に宿りせましを」〈万・三六三〇〉...
すんぽう‐こうか【寸法効果】
部材や構造について、寸法上は相似関係にあっても強度や性能上での比例関係とは一致しないこと。
背(せ)に腹(はら)はかえられない
《五臓六腑(ろっぷ)のおさまる腹は、背と交換できないの意》さし迫った苦痛を回避するためには、ほかのことを犠牲にしてもしかたない。 [補説]「背を腹にはかえられない」とするのは誤り。
すんぜん‐しゃくま【寸善尺魔】
小さな善と大きな魔。世の中には、よいことはほんの少ししかなく、悪いことのほうがずっと多いこと。また、よいことが少しあっても、悪いことに邪魔されること。
せい【勢】
1 いきおい。力。「此頃じゃ落胆(がっかり)して、—も張合も無いんですけれども」〈鏡花・婦系図〉 2 軍勢。兵力。「敵の—一万騎に及ぶ」 3 (「ぜい」の形で接尾語的に用いて)人名や地名を表す語...
ぜ
[終助]《終助詞「ぞ」に終助詞「え」の付いた「ぞえ」の音変化》活用語の終止形に付く。 1 親しみを込めて軽く念を押す意を表す。「一服しよう—」「うまくいった—」「明日までに頼んだ—」 2 相手を...
せい‐いく【生育】
[名](スル) 1 うまれ育つこと。また、植物が生長すること。「作物が—する」 2 うみ育てること。「—の恩は深くっても」〈露伴・露団々〉