てんぐ‐にし【天狗螺】
テングニシ科の巻き貝。浅海の砂泥地にすむ。貝殻は長紡錘形で殻高約15センチ。殻口は縦に大きく開き、殻表に黄褐色の厚い皮をかぶる。卵嚢(らんのう)は海ほおずきとよばれる。肉は食用、殻は貝細工用。房...
天狗(てんぐ)にな・る
いい気になって自慢する。得意になる。うぬぼれる。「少しほめると、すぐ—・る」
てんぐ‐の‐うちわ【天狗の団扇】
1 天狗が持つという、ヤツデの葉の形をした大きなうちわ。 2 ヤツデのこと。てんぐのはうちわ。
てんぐ‐の‐つめ【天狗の爪】
大きなサメの歯の化石のこと。第三系から産出。
てんぐ‐の‐なげぶみ【天狗の投げ文】
どこから来たかわからない怪しい手紙。
てんぐ‐の‐まさかり【天狗の鉞】
「雷斧(らいふ)」に同じ。
てんぐ‐の‐むぎめし【天狗の麦飯】
緑藻の一種。日本特産で、富士山など火山性の高山の地表に生える。灰褐色のゼラチン質に富む塊状をなし、冬に繁殖。これを食べて修験者が飢えをしのいだといわれる。飯砂(めしずな)。
てんぐ‐の‐めしがい【天狗の飯匙】
テングノメシガイ科のキノコ。秋、林内の地上に生え、しゃもじ形をし、高さ6〜8センチ。全体を微細な黒い針状の毛が覆う。
てんぐのめん【天狗の面】
土屋隆夫の推理小説。著者初の長編作品。昭和33年(1958)刊行。
てんぐ‐はいかい【天狗俳諧】
俳諧で、上5字・中7字・下5字を三人がそれぞれ無関係に作り、それを組み合わせて1句とし、偶然に句意が通ったりおかしな句ができたりするのを楽しむ遊び。