てん‐ずみ【点炭】
茶の湯の炭手前で、最後につぐ小形の炭。止め炭。添え炭。
てん・ずる【点ずる】
[動サ変][文]てん・ず[サ変] 1 筆の先などで点をつける。「詩句のかたわらに—・ずる」 2 火をつける。あかりをともす。「居間へ戻って灯火を—・じ」〈二葉亭・浮雲〉 3 しずくをたらす。「目...
てん・ずる【展ずる】
[動サ変][文]てん・ず[サ変]ひろげる。また、丁寧に見る。「壁に遺墨を—・じ」〈左千夫・勾玉日記〉
てん・ずる【転ずる】
[動サ変][文]てん・ず[サ変] 1 方向・状態などが移る。変わる。また、移す。変える。「内勤から外勤に—・ずる」「話題を—・ずる」「災いを—・じて福となす」 2 ころがる。回る。また、ころがす...
てん‐せい【天生】
自然に生じること。生まれつき。天賦。「—の美貌」
てん‐せい【天成】
1 自然の力でできあがっていること。「—の要害」 2 生まれつき。「—の詩才」
てん‐せい【天声】
1 天が人に伝える声・言葉。天の声。「—人語」 2 雷鳴。転じて、大声。また、名声。
てん‐せい【天性】
《古くは「てんぜい」とも》天から授けられた性質。また、生まれつきそのようであること。副詞的にも用いる。天資。天質。「好奇心の強いのは—だ」「—明朗な人」
てん‐せい【点睛】
《「睛」は瞳(ひとみ)の意》瞳を描き入れること。また、最後に付け加える最も重要な点のたとえ。→画竜(がりょう)点睛
てん‐せい【展性】
物質が圧力や打撃によって、破壊されることなく薄い箔(はく)に広げられる性質。金・銀・錫(すず)・アルミニウムなど、一般に柔らかい金属がこの性質に富む。→延性