何(なに)がさて
1 何はともあれ。とにかく。何はさておき。「馬鹿気た様なことを思って見たり、—上機嫌だったのだ」〈梶井・瀬山の話〉 2 もちろん。「『今日は一段の御機嫌でござる』『—、かやうに天下穏やかにして、...
なんぞれ‐かぞれ【何其れ彼其れ】
[連語]なんのかの。なにやかや。「人といふものは、—、取り得のあるもんでござりやすが」〈滑・浮世風呂・前〉
とっ‐と
[副] 1 時間・場所などのはるかにへだたっているさま。ずっと。「—前から藤袴と契約ありと申さば」〈浄・反魂香〉 2 状態や程度を強調する意を表す。まったく。まことに。「—不弁な人でござったが」...
のう‐ざる【能猿】
能のある猿。芸をする猿。「中々の—でござる」〈虎明狂・靫猿〉
ねだ‐ぎり【根太切り】
あるだけ全部を出し尽くすこと。ありったけ。ねこそぎ。ねだっきり。「もう—でごんすか」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉
ニジニー‐ノブゴロド【Nizhniy Novgorod/Нижний Новгород】
ロシア連邦西部、ニジニーノブゴロド州の都市。同州の州都。ボルガ川に臨む河港都市であり、シベリア鉄道が通る。大発電所があり、各種の工業が盛ん。13世紀に築かれた要塞に起源し、14世紀半ば、スーズダ...
どれ【何れ】
[代]不定称の指示代名詞。 1 限定されたものの中から選び出すものをさす。どのこと。どのもの。「テーマを—にしようか迷う」「—でも好きなのを選びなさい」 2 不明・不特定の場所をさす。どこ。「...
と‐し‐て
[連語]《格助詞または断定の助動詞「たり」の連用形「と」に、サ変動詞「す」の連用形「し」、接続助詞「て」の付いたもの》 1 …の資格で。…の立場で。「公人—発言する」「親—当然のことをしたまでだ...
つめ‐なが【爪長】
《「爪に火をともす」の言葉から、火をともすために爪を長くする意》非常にけちなこと。また、その人。「内方は生まれついての—でござれば」〈伎・五大力〉
でえす
[助動][○|○|でえす|○|○|○]体言、副詞、活用語の終止形・連体形に付く。丁寧、もしくは、格式ばった気分を表す。…です。「訳立てはどうでえすな」〈伎・韓人漢文〉 [補説]近世、「です」形と...