かん‐び【完美】
[名・形動](スル) 1 完全で美しいこと。また、そのさま。「瑕(きず)なき—なる玉の如きは」〈逍遥・当世書生気質〉 2 完全に充実すること。また、そのさま。「尤も代議制の—した英国でも」〈魯庵...
かんよう‐おん【慣用音】
呉音・漢音・唐音のいずれでもなく、日本で広く使われている漢字音。「消耗」の「耗(こう)」を「もう」、「情緒」の「緒(しょ)」を「ちょ」と読む類。
がん‐めい【頑迷/頑冥】
[名・形動]かたくなでものの道理がわからないこと。考え方に柔軟性がないこと。また、そのさま。「—な老人」「—固陋(ころう)」 [派生]がんめいさ[名]
かんむ‐へいし【桓武平氏】
桓武天皇の子孫で、平(たいら)の姓を賜った家系。中でも葛原(かつらばら)親王の孫高望王(たかもちおう)の流れが有名で、伊勢平氏や北条氏・畠山・千葉・三浦・梶原などの諸氏を輩出。
きき‐はず・す【聞(き)外す】
[動サ五(四)] 1 聞き落とす。聞き漏らす。「一句でも巫女(くちよせ)のいうことを—・すまいとして」〈長塚・土〉 2 途中で、聞くのをやめる。「玉を二度取り返したといふはなし—・して胸ぐら取り...
きき‐ほうだい【聞き放題】
聞きたいだけ聞けること。いくらでも自由に聞けること。「好きな音楽が—の生活」
きまり‐き・る【決(ま)り切る】
[動ラ五(四)](多く「きまりきって」「きまりきった」の形で用いる) 1 当然のことになっている。言うまでもなくはっきりしている。「そんな—・ったことを聞くな」 2 いつも同じで型にはまっている...
ぎ‐づよ・い【義強い】
[形][文]ぎづよ・し[ク]義理がたい。信義を重んじる心が強い。「駄右衛門どのは盗賊でも—・いお人と聞く故に」〈伎・青砥稿〉
きったん‐もじ【契丹文字】
契丹族が10世紀の遼代に制定し、金でも使用された文字。字形は漢字に似て、表意文字の大字と表音文字の小字とから成るが、現在もすべては解読されていない。
昨日(きのう)の敵(てき)は今日(きょう)の友(とも)
昨日までは敵だった者たちでも、事情が変わって今日は味方同士になること。人の心や運命がうつろいやすく、あてにならないものであることのたとえ。昨日の友は今日の仇。