清濁(せいだく)併(あわ)せ呑(の)む
心が広く、善でも悪でも分け隔てなく受け入れる。度量の大きいことのたとえ。
のみ‐つ・ける【飲(み)付ける】
[動カ下一] 1 日常よく飲んでいる。飲み慣れている。「—・けた銘柄の酒」 2 したたかに飲む。うんと飲む。「おけでも盥(たらひ)でも、—・けてやりませう」〈浄・生玉心中〉
転(ころ)んでもただは起(お)きない
たとえ失敗した場合でもそこから何かを得ようとする。欲の深い、また、根性のある人のたとえ。転んでもただでは起きない。
米(こめ)の飯(めし)とお天道様(てんとうさま)はどこへ行(い)っても付(つ)いて回(まわ)る
太陽がどこでも照らすように、どんな苦しい境遇にあっても食べていくことはできる。
ござ‐そうろ・う【御座候ふ】
[動ハ四]《「ござある」の「ある」を「候ふ」にしたもの》 1 「ござある」の尊敬語・丁寧語。いらっしゃいます。ございます。「山居し給ふお僧の—・ふが」〈謡・芭蕉〉 2 (補助動詞)補助動詞「ござ...
こころ‐なし【心做し】
(多く、副詞的に用いる。また、「こころなしか」の形でも用いる)心の中でそう思うこと。思いなし。気のせい。「—元気そうだ」「—か顔色がすぐれない」
こ‐ざん【故山】
故郷の山。また、故郷。「—に骨を埋める」「一生の志もむなしく、—に芋でも作る気になったとのお別れだから」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
こめ‐の‐めし【米の飯】
1 米を炊いた飯。 2 だれでも好むものや、飽きないもののたとえ。
志(こころざし)は木(こ)の葉(は)に包(つつ)め
真心がこもっているなら、贈り物は木の葉に包むようなわずかなものでもよいということ。
こ‐もん【小紋】
一面に細かい文様を散らしたもの。また、それを型染めにしたもの。江戸時代には裃(かみしも)に使われたが、のち町家でも羽織・着物などに染められた。