とうしせん【唐詩選】
中国の唐詩の選集。7巻。明の李攀竜(りはんりょう)の編というが未詳。李白・杜甫など、盛唐期の詩に重きを置き、計128人の465編を詩体別に収めたもの。日本には江戸初期に伝来し、漢詩入門書として大...
どう‐じ【童子/童児】
1 幼い少年。子供。わらわ。「三歳の—でもわかる話だ」 2 貴人の身のまわりの世話をする、召し使いの少年。 3 《(梵)Kumāraの訳》 ㋐仏の王子、すなわち菩薩(ぼさつ)のこと。 ㋑仏・菩薩...
どう‐して
[副] 1 方法についての疑問を表す。どのようにして。どうやって。「—時間をつぶそうか」 2 原因・理由についての疑問を表す。なぜ。「—そんなにのろいのか」「—話を聞かないのだろう」 3 強い...
どうじきょう【童子教】
江戸時代、寺子屋の教科書として広く利用された教訓書。1巻。作者未詳。鎌倉後期の成立という。童子を対象とした教訓を漢文体五言320句に記したもの。
どう‐し【同士】
身分や境遇、性質などが互いに共通している人。他の名詞の下に付いて、接尾語的にも用いられる。どし。「愛し合った—」「従兄弟(いとこ)—」「初対面—」 [補説]「どち」の転じた「どし」が変化した語と...
同舟(どうしゅう)相(あい)救(すく)う
《「孫子」九地から》立場を同じくする者は、平素は敵どうしでも、いざというときには助け合う。
とう‐ご【倒語】
語の音節の順序を逆にしてつくられる語。多く、意味を強めるためや仲間以外の人に意味を知られないための隠語に用いる。「たね(種)」を「ねた」、「やど(宿)」を「どや」、「ばしょ(場所)」を「しょば」...
とう‐こ【東胡】
中国、春秋時代以降内モンゴル東部にいた狩猟遊牧民族。匈奴(きょうど)を圧していたが、のち服属。烏丸(うがん)・鮮卑(せんぴ)・契丹(きったん)はその後裔という。
どう‐こ【洞庫】
茶室の点前畳(てまえだたみ)から亭主が座ったまま道具類の出し入れができるようにした押し入れ式の棚。洞庫棚。 [補説]道幸という人の考案ともいわれ、「道幸」または「道籠」「堂庫」とも書く。
とう‐さん【嬢さん】
《「いとさん」の「い」の落ちた語という》おじょうさん。関西地方で用いる。