年(とし)高(たか)・し
年を取っている。高齢である。「仏の御年よりは御—・し」〈大鏡・陽成〉
とし‐た・ける【年長ける】
[動カ下一][文]とした・く[カ下二]年齢を重ねる。年を取る。また、ある程度の年齢になる。「—・けた倅(せがれ)」〈浄・冥途の飛脚〉
と‐し‐た‐こと‐が【とした事が】
[連語] 1 (人を表す語に付いて)言動・状態が予想に反して似つかわしくない意を表す。…ともあろうものが。「私—、おとなげないまねをしたものだ」 2 その状態の程度のはなはだしいことを驚いたりあ...
年(とし)立(た)ち返(かえ)・る
「年が返る」に同じ。「—・る朝(あした)の空の気色」〈源・初音〉
年(とし)立(た)・つ
1 年が明ける。新年になる。《季 新年》「—・つや音なし川は闇の中/万太郎」 2 年月が経過する。「吹き抜けの風穴があるということを、—・ってから聞きましたが」〈鏡花・高野聖〉
年(とし)足(た)・る
相応の年齢になる。「いはけなく—・らぬほどにおはすとも」〈源・東屋〉
とし‐だか【年高】
[名・形動]年が上であること。また、そのさま。年長。年嵩(としかさ)。「—だけに云い捲る舌鋭く」〈露伴・いさなとり〉
とし‐だて【年立て】
年表。年紀。紀年。
とし‐だな【年棚】
⇒歳徳棚(としとくだな)
とし‐だま【年玉】
《年の賜物(たまもの)の意》新年を祝って人に贈る物。また、子供や奉公人・出入りの者に与える金品をいう。お年玉。《季 新年》「—のさいそくに来る孫子かな/一茶」