心(こころ)置(お)・く
1 執着する。あとまで心を残す。「いまはのきはまでいみじう—・き」〈夜の寝覚・四〉 2 打ち解けないで、心に隔てを置く。「つゆ—・かれ奉ることなく、塵ばかり隔てなくてならひたるに」〈源・蜻蛉〉 ...
ここ‐なる【此処なる】
[連語]《代名詞「ここ」+断定の助動詞「なり」の連体形》 1 ここにある。身近にある。手もとの。「—物取り侍らむ」〈枕・三〉 2 ここにいる。ここに住んでいる。この家の。「—男ども中門おしひらき...
心(こころ)に垣(かき)をせよ
油断をしないで用心せよ。用心を怠ることのないようにといういましめ。
心(こころ)を致(いた)・す
心を尽くす。真心を込める。「政治家として—・すべきことの第一は誠実である」
心(こころ)に任(まか)・せる
1 自分の思う通りに行う。勝手気ままにふるまう。「—・せてどこへでも行く」 2 自分の思い通りになる。「—・せたることのやうに、いと易きことにありなん、と答ふれば」〈宇治拾遺・一五〉 3 相手の...
ゴサインタン‐さん【ゴサインタン山】
《(ネパール)Gosainthan》中国南西部、チベット自治区のネパールとの国境近くにある、ヒマラヤ山脈の高峰。標高8012メートル。1964年に中国登山隊が初登頂。名称は「神の座」の意。チベッ...
コサック【Cossack】
タタールとスラブとの混血種族。15世紀以降、南ロシア・ポーランド・ウラル地方に住みついた。遊牧に従事し、騎馬に長じ、騎兵としてロシア正規兵となった。カザーク。カザック。コザック。
こ‐ご【古語】
1 古い時代の言葉。昔使われて、今では一般には使われなくなった言葉。古言。「—辞典」 2 古人の言った言葉。ことわざ、故事などを含めていう。古言。「—に伝へし雁(かり)がねの翼の文を目の前に、今...
乞食(こじき)の系図話(けいずばなし)
乞食が落ちぶれる前の自分の家系についての自慢話をする意。言ってもかいのない愚痴を言うことのたとえ。
乞食(こじき)の嫁入(よめい)り
《「振袖(ふりそで)振らぬ」を「降りそで降らぬ」に掛けたしゃれ》雨が降りそうで降らないこと。天気のはっきりしないことのたとえ。