いざ給(たま)え
《「給え」は尊敬の補助動詞「給う」の命令形。この上に来るはずの「行く」「来る」の意の動詞を略したもの》さあ、いらっしゃい。さあ、どうぞ。「—、出雲拝みに」〈徒然・二三六〉
いで
[感] 1 対象をある行動に誘ったり、促したりする気持ちを表す。さあ。どうぞ。「—、君も書い給へ」〈源・若紫〉 2 思い立って行動しようとする気持ちを表す。さあ。どれ。いざ。「橘の古婆の放髪(は...
いらっしゃい
《「いらっしゃる」の命令形》 1 おいでなさい。「こっちへ—」「まだ寝て—」 2 歓迎の心持ちを表すあいさつの言葉。「いらっしゃいまし」の略ともいう。「やあ—。どうぞお上がりください」
うろうろ‐まなこ【うろうろ眼】
落ち着かない目つき。「どうぞ抜けて帰りたいと—になりければ」〈浄・鑓の権三〉
お‐かまい【御構い】
1 (あとに打消しの語を伴う)「かまうこと」の尊敬語・美化語。 ㋐心にかけ、もてなすこと。おもてなし。お世話。「なんの—もできませんで」「どうぞもうこれ以上は—なく」 ㋑気にすること。頓着(とん...
お‐さき【御先】
1 他人を敬って、その人の「先」をいう語。「—に失礼します」「どうぞ—へ」 2 前途。将来。→御先真っ暗 3 人の手先に使われる者を軽んじていう語。「—に使われる」
おだいじ‐に【御大事に】
[連語]相手の体をいたわる心持ちを表すあいさつの言葉。「どうぞ、—」
お‐みしりおき【御見知り置き】
相手が自分を見知りおくことを、その相手を敬っていう語。初対面のあいさつに使う。「どうぞ—ください」
カー‐ボディーランゲージ【car body language】
ライトを点滅させて 「どうぞお先に」 を表したり、身振りなどで交わす、車を運転中の合図。
きすけ【喜助】
江戸時代、吉原の遊郭で雑用をした若い者の通称。「これ—、どうぞ裏口へ回してよいやうにしてくれろ」〈洒・客者評判記〉