どよう‐うなぎ【土用鰻】
夏の土用の丑(うし)の日に食べる鰻。滋養があって、夏負けしないとされる。《季 夏》
どよう‐がくれ【土用隠れ】
夏の土用の水温が高い期間、魚が深場に移動し、釣れなくなること。
どよう‐きゅう【土用灸】
夏の土用に据える灸。夏ばてや病気の回復に効果があるとされる。《季 夏》
どよう‐さぶろう【土用三郎】
夏の土用入りから3日目。この日が晴れれば豊作、雨ならば凶作といわれる。《季 夏》→彼岸太郎(ひがんたろう)八専次郎(はっせんじろう)土用三郎寒四郎(かんしろう)
どよう‐じゅぎょう【土曜授業】
公立小中学校が、学校教育法施行規則によって原則として休業日と定められている土曜日に授業を行うこと。平成20年(2008)に改訂された学習指導要領においてゆとり教育が見直され、総授業時数が大幅に増...
どよう‐だけ【土用竹】
ホウライチクの別名。
どよう‐でん【土用殿】
熱田神宮の神体である草薙剣(くさなぎのつるぎ)を奉安した殿舎。
どよう‐なぎ【土用凪】
夏の土用のころの、風がなく海が静かで、蒸し暑い状態。《季 夏》
どよう‐なみ【土用波】
夏の土用のころ、海岸に打ち寄せる大波。はるか沖合にある台風の影響によるうねりがやって来たもの。《季 夏》「—はるかに高し見えて来て/万太郎」
土用(どよう)布子(ぬのこ)に寒帷子(かんかたびら)
暑いさかりに綿入れを着、冬の寒いときに単衣(ひとえ)の帷子(かたびら)を着ること。物事の順序が逆になることのたとえ。また、時節の用をなさないもののたとえ。