かく‐ない【角内】
近世、武家の下男の通称。角助。やっこ。「鎗(やり)持ち—」〈咄・鹿の子餅〉
かく‐ない【郭内/廓内】
仕切られた地区の内。城・遊里などの囲いの内。⇔郭外。
かく‐ない【閣内】
内閣の内部。内閣を構成する諸大臣の範囲内。「—の不統一」⇔閣外。
かくれ‐な・い【隠れ無い】
[形][文]かくれな・し[ク] 1 隠しようがなく表れている。それとはっきり分かっている。「真(しん)から飛んだ事を云ってしまったとの後悔が、—・く顔にあらわれる」〈左千夫・隣の嫁〉 2 残らず...
隠(かく)れもな・い
広く世間に知れ渡っている。有名である。「法を侵しているのは—・い事実」
かけ‐あきない【掛(け)商い】
掛け売りでする商売。⇔現金商い。
掛(か)け替(が)えのな・い
かわりになるものがない。このうえなく大切な。「—・い人を失う」
影(かげ)も形(かたち)もな・い
全く跡をとどめない。跡形もない。「古い家並みは取り壊されて—・い」
風上(かざかみ)に置(お)け◦ない
《風上に悪臭を発するものがあれば風下では臭くて困るところから》性質や行動の卑劣な者をののしっていう言葉。仲間としてはとうてい扱えぬほど卑劣だ。「医者の—◦ないやつ」
かず‐かぎりな・い【数限りない】
[連語]数えられないほど多い。「問題点は—・くある」