しど‐な・い
[形][文]しどな・し[ク]締まりがなく、だらしない。しどけない。「彼は—・くベッドの上に起直りけるが」〈紅葉・金色夜叉〉
止(と)め処(ど)無(な)・い
⇒止め処
あなない
助けること。支えること。特に、高い所に登るための足場。あぐら。「—にあげ据ゑられたり」〈竹取〉
にない【担い/荷い】
1 担うこと。 2 「担い桶」の略。
そうにな・い
ある動作が行われる可能性が小さいという判断や見通しを表す。「でき—・い仕事」「この水は飲め—・い」
眼中(がんちゅう)に無(な)・い
気にかけない。なんとも思わない。「家族のことは—・いようすだ」
しゃか‐にない【釈迦担ひ】
《仏像は後ろ向きに背負って持ち運ぶのを常としたところから》行き倒れの死人を運ぶとき、棺桶を後ろ向きに背負うこと。また、その背負い方。「いっそ行き倒れの—がましでおぢゃるは」〈浄・油地獄〉
さし‐にない【差(し)担い】
前後二人で荷物などをかつぐこと。差し合わせ。さし。
何時(いつ)にな・い
いつもと違っている。ふだんのようではない。「こんなに早く来るのは—・いことだ」
ふみにない【文荷】
狂言。主人に恋文を持たされた太郎冠者と次郎冠者が、竹に結びつけて担いでいくうちに、文を読もうと争い、破ってしまう。