手(て)が出(で)◦ない
自分の能力ではとりかかることができない。「高価で—◦ない」
手(て)が無(な)・い
1 人手が足りない。「—・くて注文がさばけない」 2 施すべき手段・方法がない。「打つべき—・い」
手(て)が離(はな)せ◦ない
やりかけていることがあって他のことができない。「—◦ないから、代わりに電話に出てくれ」
てき‐な・い
[形]《近世語》苦しい。せつない。「かう酔っては息が切れて出来ぬとこと、ああ—・い、—・い」〈滑・旧観帖・初〉
梃子(てこ)でも動(うご)か◦ない
どのような手段を用いてみても、絶対にその場から動かない。どのようなことがあっても信念を変えない。「一度こうと決めたら—◦ない人」
手(て)に合(あ)わ◦ない
1 自分の能力では扱いきれない。手に余る。手に負えない。「ギリシャ語となるとどうにも—◦ない」 2 手になじまない。「—◦ない包丁」
手(て)に負(お)え◦ない
自分の力では扱いきれない。手に余る。「—◦ないいたずらっ子」
手(て)に付(つ)か◦ない
心が他に奪われてその事に集中できない。「うれしくて仕事が—◦ない」
弖爾乎波(てにをは)が合(あ)わ◦ない
助詞・助動詞が正しく使われていない。言葉の用法がおかしい。文脈が整わない。また、話のつじつまが合わない。弖爾波が合わない。「—◦ない文章」「—◦ない議論」
手(て)の施(ほどこ)しようがな・い
処置のしようがない。「ここまで問題がこじれては—・い」