無(な)い袖(そで)は振(ふ)れ◦ない
実際にないものはどうにもしようがない。持っていないものは出せない。「援助はしたいが—◦ない」
ない‐ない【内内】
[名・形動] 1 表立てないでひそかに、また、非公式に事を行うこと。また、そのさま。内密。うちわ。「—の約束」「—に処理する」 2 物事の内部、内側。「—の館(たち)のありさま」〈平家・四〉 ...
なか‐くれない【中紅】
染め色の名。中間のくれない色。韓紅(からくれない)と淡紅(うすくれない)との間の色。
中中(なかなか)でもな・い
思いもよらない。とんでもない。「—・い事を言ひをる」〈続狂言記・桜争〉
泣(な)くに泣(な)け◦ない
泣いたくらいではどうにもならないほど、ひどくつらい。「—◦ない凡ミス」
なければ‐なら◦ない【無ければならない】
[連語] 1 《「なけれ」は形容詞「ない」の仮定形》当然あるべきである。あるに違いない。あることが必要だ。「国家には法律が—◦ない」 2 《「なけれ」は助動詞「ない」の仮定形》…する義務がある。...
なごり‐な・い【名残無い】
[形][文]なごりな・し[ク]残るところがない。あとかたない。物事の影響や余韻がない。「打続いての快晴で空は—・く晴渡ッてはいたが」〈二葉亭・浮雲〉 「柴の戸をさすや日影の—・く春暮れかかる山の...
なさけ‐な・い【情け無い】
[形][文]なさけな・し[ク] 1 思いやりがない。無情である。すげない。「随分—・い、苛酷な事もためらわずにする」〈鴎外・山椒大夫〉 2 同情の余地がない。嘆かわしい。「—・い成績に終わる」「...
なってな・い
非常に悪くて問題にならない。「しつけが—・い」
なにげ‐な・い【何気無い】
[形][文]なにげな・し[ク]はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。また、そのように見えるさま。さりげない。「—・いふうを装う」「—・く近づく」 [補説]「何気に」は「何気ない」の「ない」...