しに‐そこな・う【死に損なう】
[動ワ五(ハ四)] 1 死ぬべきときに死なないで生き残る。死のうとして死ねないでいる。「—・って生き恥をさらす」 2 危うく死にかける。「交通事故で—・う」
み‐そこな・う【見損なう】
[動ワ五(ハ四)] 1 見あやまる。見まちがう。「隣り合った番号と—・う」 2 評価をあやまる。「君を—・っていたよ」「—・うな」 3 見る機会をのがす。見落とす。見損じる。「話題の映画を—・う」
女(おんな)賢(さか)しくて牛(うし)売(う)り損(そこ)なう
女が利口なようすをしてでしゃばると、かえってその浅知恵を見すかされて物事をやりそこなうことのたとえ。
とり‐そこな・う【取(り)損なう】
[動ワ五(ハ四)] 1 取るのをしくじる。取りはぐる。「平凡なフライを—・う」「代金を—・う」 2 意味を取りちがえる。理解をあやまる。「問題の意味を—・う」
のり‐そこな・う【乗(り)損なう】
[動ワ五(ハ四)]乗ることに失敗する。乗ることができなくなる。「最終電車に—・う」
やり‐そこな・う【遣り損なう】
[動ワ五(ハ四)]《「やりぞこなう」とも》 1 途中で失敗する。しそんじる。「肝心なところで—・う」 2 あることをする機会を逸する。「急用で花見の会を—・う」
あざな・う【糾う】
[動ワ五(ハ四)]糸をより合わせる。縄をなう。絡ませるようにして交え合わせる。「禍福は—・える縄のごとし」
いざ‐な・う【誘う】
[動ワ五(ハ四)]《「いざ」は勧誘する意の感動詞。「なう」は接尾語》さそう。勧める。「旅に—・う」「源氏物語の世界へ—・う」
しな・う【撓う】
[動ワ五(ハ四)] 1 弾力があって、折れずに柔らかに曲がる。たわむ。しなる。「本の重さで棚板が—・う」「よく—・うからだ」 2 従う。順応する。「水に—・うて渡せや渡せ」〈平家・四〉 3 なよ...
うしな・う【失う】
[動ワ五(ハ四)] 1 (「喪う」とも書く)今まで持っていたり、備わっていたりした大事なものをなくす。「職を—・う」「友情を—・う」 2 普通の状態でなくなる。安定した状態でなくなる。「気を—・...