しょう‐さん【消散】
[名](スル)消えてなくなること。また、散らしてなくすこと。「霧が—する」「不安を—させる」
しゅう‐そく【収束】
[名](スル) 1 分裂・混乱していたものが、まとまって収まりがつくこと。また、収まりをつけること。「事態の—を図る」「争議が—する」 2 数学で、ある値に限りなく近づくこと。収斂(しゅうれん)...
し‐や・る【為遣る】
[動ラ四] 1 滞りなくしおえる。「物望みなる人など、ひまなくまうづるを見る程に行ひも—・らず」〈枕・一二〇〉 2 して送る。してやる。「古郷に返す文したためて、はかなき言伝(ことづて)など—・...
しり‐ごえ【尻声】
1 声の終わりの部分。「笑いの—が憂愁(うれい)の響きを遺(のこ)して去る光景(ありさま)の」〈露伴・五重塔〉 2 あとを引くような声。「物うりの—高く名乗りすて」〈寅彦・映画時代〉 3 名前な...
しっ・する【失する】
[動サ変][文]しっ・す[サ変] 1 なくす。失う。「機会を—・する」「面目を—・する」 2 あるべきものや状態を欠いたりなくしたりする。「礼を—・した態度」「名を—・する」「均衡を—・する」 ...
しな‐くな
[副](スル)《「しなしな」と「くなくな」の混交した語。「しなぐな」とも》たわみしなうさま。また、手ごたえのないさま。くなくな。しなしな。「—した前垂がけの鶴さん」〈秋声・あらくれ〉
し‐ち【至知/至智】
[名・形動]この上なくすぐれた知恵。また、それのあるさまや、それをもつ人。「至愚なる者も甚だ少なく—なる者も甚だ稀なり」〈福沢・文明論之概略〉
じ‐はつ【自発】
1 外からの働きかけを受けてするのではなく、自然に行われること。また、自分から進んですること。 2 文法で、動作が他からの作用に関係なく、自然に起こる意を表す言い方。動詞の未然形に、文語では「る...
し‐じん【澌尽】
尽きてなくなること。すべてなくなること。「矛盾は漸く—礱磨(ろうま)して」〈漱石・草枕〉
しに‐た・える【死に絶える】
[動ア下一][文]しにた・ゆ[ヤ下二]一家や一門、また民族がことごとく死んで血統がなくなる。また、同種の動物が全部死んでいなくなる。「一族は何年も前に—・えた」