こと‐かき【事欠き】
1 ある物が不足したり欠如したりしていること。また、物がなくて不自由すること。「昔は天子も諸侯も師匠といふ者あり。今はなし。…これそ—の第一なるべきか」〈仮・清水物語〉 2 間に合わせ。「夜半油...
こと‐ごと【事事】
このこと、あのこと。いろいろな事。「—なすことなくして、身は老いぬ」〈徒然・一八八〉
こと‐しょうひ【事消費】
《多く「コト消費」と書く》体験や思い出といった無形のものを重視する消費活動。物品ではなく、良質なサービスや特別な体験などによる満足感のために金銭を支払うこと。→物(もの)消費
ことば‐の‐いずみ【言葉の泉】
言葉が次から次へと限りなく出てくることを泉にたとえた語。「—も浅くなりにければ」〈栄花・駒競べの行幸〉 [補説]書名別項。→ことばの泉
言葉(ことば)は心(こころ)の使(つか)い
心に思っていることは自然と言葉にあらわれるということ。「—と申せば、これらの人の胸のうち、つたなくさわがしくこそ覚え侍れ」〈ささめごと〉
言葉(ことば)を呑(の)・む
感動や驚きのために、また、相手の気持ちを察して、言おうとしたことが言えなくなる。「相手のあまりの変わりように—・む」
ことなし・ぶ【事無しぶ】
[動バ上二]何事もないそぶりをする。知らないふりをする。「いみじく心もとなくのみおぼえ給へば、言すくなに—・びて」〈夜の寝覚・四〉
言葉(ことば)が足(た)り◦ない
説明が十分でない。また、ものの言い方がまずい。「—◦なくて先方を怒らせる」
こと‐な・し【事無し】
[形ク] 1 何事もない。平穏無事だ。「手抱(たむだ)きて—・き御代と天地(あめつち)日月と共に万代(よろづよ)に」〈万・四二五四〉 2 変わったことがなく退屈だ。大した用事もない。「公私(おほ...
こと‐ずくな【事少な】
[形動ナリ]用事が少ないさま。問題点が少なく、簡単なさま。「—にもありしかば、人にものして」〈かげろふ・下〉