ぬえ‐てき【鵼的】
[形動]つかみどころがなくて得体の知れないさま。「—な人物」「—存在」
糠(ぬか)に釘(くぎ)
ぬかに釘を打つこと。なんの手ごたえもなく、効き目のないことのたとえ。暖簾(のれん)に腕押し。ぬかくぎ。「いくら注意しても—だ」
ぬかり【抜かり】
油断。手落ち。手ぬかり。「万事に—がない」「—なく目を光らす」
ぬく‐ぬく【温温】
[副](スル) 1 気持ちよくあたたかいさま。「部屋の中が—(と)してくる」 2 苦労や不自由がなく、満ち足りているさま。「裕福な家庭で—(と)育つ」 3 周囲を気にせず、ずうずうしく振る舞うさ...
ぬ・ける【抜ける】
[動カ下一][文]ぬ・く[カ下二] 1 中にはまっていたものや、ついていたものが離れて取れる。「歯が—・ける」「栓が—・ける」「髪の毛が—・ける」 2 中に満ちていたり含まれたりしていたものが外...
ぬり‐こ・める【塗(り)込める/塗り籠める】
[動マ下一][文]ぬりこ・む[マ下二]外側から見えないように上から塗り固める。塗ってすきまをなくす。「壁に経文を—・める」
ぬらり‐くらり
[副](スル) 1 柔らかくてぬるぬるとすべるさま。ぬらくら。ぬらぬら。「—(と)してつかまえにくい」 2 態度などがはっきりせず、とらえどころのないさま。ぬらくら。のらりくらり。「—(と)言い...
ぬり‐こ・む【塗(り)込む/塗り籠む】
[動マ五(四)]すきまなくしっかりと塗る。「軟膏を—・む」 [動マ下二]「ぬりこめる」の文語形。
ぬめり‐ごち【滑鯒】
ウバウオ目ネズッポ科の海水魚。沿岸の砂泥底にすみ、全長約20センチ。体はうろこがなくて粘液に覆われ、扁平で細長く、黄褐色に暗色の斑紋がある。食用。ねずっぽ。めごち。
ぬめ・る【滑る】
[動ラ五(四)] 1 ぬるぬるしてすべる。なめらかですべる。「ウナギが—・る」 2 浮かれ歩く。遊び歩く。「夢の浮世を—・ろやれ」〈仮・恨の介・上〉 3 なまめく。粋なふうをする。めかす。「歌草...