うら‐ど・う【心問ふ/裏問ふ】
[動ハ四]相手の心の中をそれとなく探る。「よそながらこそ—・ひけれ」〈浄・烏帽子折〉
うら‐はずかし・い【心恥ずかしい】
[形][文]うらはづか・し[シク]なんとなく恥ずかしい。気恥ずかしい。心に恥ずかしく感じる。「わが姉ながら気の毒でもあり又—・くもあった」〈漱石・道草〉
うらぼん‐きょう【盂蘭盆経】
大乗経典。1巻。西晋(せいしん)の竺法護(じくほうご)訳とされる。餓鬼道に落ちた母を救う手段を仏にたずねた目連(もくれん)が、夏安居(げあんご)の最後の日の7月15日に僧を供養するよう教えられた...
うらみ【恨み/怨み/憾み】
1 他からの仕打ちを不満に思って憤り憎む気持ち。怨恨(えんこん)。「あいつには—がある」「—を晴らす」 2 (憾み)他と比べて不満に思われる点。もの足りなく感じること。「技巧に走りすぎた—がある...
うら‐めずら・し【心珍し】
[形シク]清新な感じがして心ひかれる。なんとなく珍しい。和歌では「裏」「浦」との掛け詞として用いられる場合が多い。「わがせこが衣の裾を吹き返し—・しき秋の初風」〈古今・秋上〉
うら‐もとな・し【心許無し】
[形ク]気がかりで待ち遠しい。また、なんとなく不安で気がかりである。こころもとない。「巌(いはほ)ろの沿ひの若松限りとや君が来まさぬ—・くも」〈万・三四九五〉
うら‐らか【麗らか】
[形動][文][ナリ] 1 空が晴れて、日が柔らかくのどかに照っているさま。「—な日和」《季 春》「—や松を離るる鳶の笛/茅舎」 2 声などが晴れ晴れとして楽しそうなさま。「—なひばりの声」 3...
ウラン‐ガラス
《uranium glass》微量のウラン化合物を着色剤として使用したガラス。紫外線を当てると黄や緑などの蛍光色を発する。ウランの含有率は極めて低く、人体には影響を及ぼさない。1830年代にチェ...
うり‐ぐい【売(り)食い】
[名](スル)定収入がなく、所有する品物などを少しずつ売った金で生計を立てること。「当面は—する生活を余儀なくされる」
うり‐こか・す【売りこかす】
[動サ五(四)]惜しげもなくすっかり売ってしまう。売りとばす。「余った菊は花屋へ—・して」〈漱石・草枕〉