てん‐ごく【諂曲】
[名・形動ナリ]自分の気持ちをまげて人にこびへつらうこと。また、そのさま。「我を、あるが中に、ざえなく心—なりと、かくいふ、はづかしきこと」〈大鏡・道長下〉
でんし‐がくふ【電子楽譜】
電子化された楽譜データ。紙に印刷するのではなく、タブレット型端末や専用の電子楽譜リーダーなどに楽譜データを取り込んで閲覧する。デジタル楽譜。
でんこう‐ちょうろ【電光朝露】
いなびかりと朝の露。はかなく消えやすいことのたとえ。「—の命」
てんこう‐ほけん【天候保険】
飲食業などの来店型事業者、テーマパークなど屋外営業事業者、アパレル関連事業者などが、天候の影響により余儀なくされた支出や損失を塡補する保険。
てんこ【天鼓】
謡曲。四番目物。少年楽人の天鼓は天から授かった鼓を帝に献上するのを拒み、呂水に沈められ殺される。その後、鼓は鳴らなくなるが、天鼓の父が打つと妙音を発する。帝が哀れを感じて追善の管弦講を催すと、天...
てん‐く【天鼓】
仏語。忉利天(とうりてん)の善法堂にあり、打たなくても自然に妙音を発するという太鼓。仏の説法にたとえる。
てんぐ‐たのもし【天狗頼母子】
1 富くじをまねたばくちの一種。曲物(まげもの)に1から15までの木札を入れ、錐(きり)で突き刺して、札を当てるもの。「右の手に錐(きり)を持ちて、—と名づけ、道行く人を詐(たら)し」〈浮・二十...
てんぐ‐つぶて【天狗礫】
山中で、どこからともなく飛んでくるつぶて。
デング‐ねつ【デング熱】
《dengue》デングウイルスによって起こる熱帯性の感染症。ネッタイシマカやヒトスジシマカなどにより媒介。発熱、目の充血、関節痛・筋肉痛などが現れ、四肢に発疹(ほっしん)を生じる。感染症予防法の...
てる‐ひ【照る日】
1 太陽が照っている日。晴れた日。「—、曇る日」 2 照りつける太陽。輝く太陽。「奥山の岩垣もみぢ散りぬべし—の光見る時なくて」〈古今・秋下〉 3 天皇。「—を世々に助けこし星の宿り(=大臣ノ地...