なし‐くず・す【済し崩す】
[動サ五(四)]なしくずしにする。「じみちに稼ぎ稼ぎ借金を—・し」〈鏡花・湯島詣〉
ナシ‐ゴレン【(インドネシア)nasi goréng】
《ナシはご飯、ゴレンは炒(いた)める、油で揚げるの意》インドネシア料理の一つで、辛味のきいた焼き飯風のもの。
なし‐しゅ【梨酒】
ナシの実のしぼり汁を発酵させて造った酒。また、ナシの実を焼酎と砂糖で漬けた果実酒。
なし‐じ【梨子地】
1 蒔絵(まきえ)の地蒔(じま)きの一。漆を塗った上に梨子地粉を蒔き、乾燥後、梨子地漆を塗って、漆を透かして梨子地粉が見えるように研いだもの。梨の実の表皮に似るのでいう。鎌倉時代に始まる。 2 ...
なしじ‐うるし【梨子地漆】
梨子地に用いる、黄色味を帯びた透明度の高い漆。生漆(きうるし)に雌黄(しおう)・梔子(くちなし)などを加えて作る。
なしじ‐おり【梨子地織(り)】
布の表面に縮緬(ちりめん)のしぼのようなものを出し、梨の実の表皮に似た外観をもたせた織物。婦人子供服地・着尺地・半襟(はんえり)などに用いる。花崗織(みかげお)り。
なしじ‐ぬり【梨子地塗(り)】
梨子地に塗ること。また、その塗り物。
なしじ‐ふん【梨子地粉】
梨子地に用いる金銀の粉末。平目粉(ひらめふん)をさらに平らに薄く細かくしたもの。
なしじょう‐か【梨状果】
花托や萼(がく)の基部が多肉となって子房を覆い、果実の主要部分となる果実。ナシ・リンゴなどにみられる。
なし‐た・つ【成し立つ】
[動タ下二]りっぱに育てあげる。一人前に育てる。「御子ども腹々いと多かるに…みな—・て給ふ」〈源・蛍〉