さと・ぶ【俚ぶ/里ぶ】
[動バ上二]《「ぶ」は接尾語》 1 俗なさまである。「高尚の題目を論ずるにいと—・びたる言語を以てするに」〈逍遥・小説神髄〉 2 田舎くさくなる。ひなびる。「筑紫を心にくく思ひなすに、みな見し人...
さ‐な・す【さ寝す】
[動サ四]《「なす」は「寝る」の尊敬語》おやすみになる。「娘子(をとめ)らが—・す板戸(いたと)を押し開き」〈万・八〇四〉
サテライト‐スタジオ【satellite studio】
放送局のスタジオから離れた街頭などに設けた小さなスタジオ。
サリャルカ【Saryarka/Сарыарқа】
カザフスタン北部、カザフ高地の一部の地域名。コスタナイ州とアクモラ州にまたがり、ナウルムズム、およびコルガルズィン国立自然保護区に含まれる。広大なステップ地帯に無数の湖沼や湿地帯が点在し、ピンク...
ざっ‐しょう【雑掌】
1 奈良・平安時代、四度の使(つかい)に随行した諸国の官人。 2 平安時代以降、国衙(こくが)で公文書を扱った役人の職名。 3 中世、本所・領家のもとで荘園に関する訴訟や年貢・公事(くじ)の徴収...
サッカラ【Saqqara】
エジプト、ナイル川下流西岸にある古代エジプトの王墓群。古都メンフィスのネクロポリス。現在の首都カイロの南約30キロメートルに位置する。世界最古とされるジェセル王のピラミッドをはじめ、テティ王のピ...
さつなん‐しょとう【薩南諸島】
鹿児島県南部の諸島。南西諸島の北半部をなす。大隅(おおすみ)諸島・吐噶喇(とから)諸島・奄美(あまみ)群島の総称。
さ‐もら・う【候ふ/侍ふ】
[動ハ四]《「さ」は接頭語。「もらふ」は動詞「も(守)る」の未然形「もら」に上代の反復継続の助動詞「ふ」の付いたもの》 1 ようすを見守り、よい機会をうかがい待つ。よい風向きや潮時、また逢瀬など...
サルパ【Salpa】
尾索綱サルパ目の原索動物の総称。体は樽(たる)状や円柱状で透明。世代交代を行い、数個連なって鎖状をなす有性個体から単独で浮遊する無性個体を生じる。暖海性のプランクトンで、回遊魚の天然飼料となる。
さけてかいきょう【裂けて海峡】
志水辰夫によるハードボイルド小説。昭和58年(1983)刊。「飢えて狼」「背いて故郷」とともに3部作をなす。