なつのながれ【夏の流れ】
丸山健二の短編小説。昭和41年(1966)発表。同年、第56回芥川賞受賞。
なつのにわで【夏の庭で】
《原題、In a Summer Garden》ディーリアスの管弦楽のための幻想曲。1908年作曲。フランスのパリ郊外の村グレシュルロアンの自邸に庭に着想を得た作品。画家である妻ジェルカに献呈。夏...
なつのはな【夏の花】
原民喜の短編小説。昭和22年(1947)、雑誌「三田文学」6月号に発表。翌昭和23年(1948)、第1回水上滝太郎賞を受賞。自身の広島での被爆体験に基づく作品。続く「廃墟から」「壊滅の序曲」とあ...
なつ‐の‐はなわらび【夏の花蕨】
ハナヤスリ科の多年草。山地などで、初夏から秋にかけてみられるシダ。
なつ‐の‐むし【夏の虫】
夏に出る虫。特に、灯火に慕い寄るガの類。夏虫。《季 夏》
なつのやくそく【夏の約束】
藤野千夜の短編小説。平成11年(1999)発表。同年、第122回芥川賞受賞。
なつのやみ【夏の闇】
開高健の長編小説。昭和46年(1971)「新潮」誌に発表。「輝ける闇」に続きベトナム戦争を題材とした作品で、没後刊行の「花終わる闇」とともに闇三部作をなす。
なつのゆうべ【夏の夕べ】
《原題、(ハンガリー)Nyári este》コダーイの管弦楽曲。1906年作曲。同年、ブダペストで初演。全1楽章。1929年にトスカニーニの勧めによって改訂。
なつ‐はぎ【夏萩】
1 夏に花の咲くハギ。特に、ミヤギノハギをさす。《季 夏》「—の花のともしく夕すだれ/亜浪」 2 襲(かさね)の色目の名。表は青、裏は紫。陰暦5、6月に用いる。
なつ‐はぜ【夏黄櫨】
ツツジ科の落葉低木。山地に自生。葉は楕円形で粗い毛がある。初夏、黄赤色の釣鐘状の小花をつけ、実は黒褐色に熟し、食べられる。