なつ‐び【夏日】
1 夏の強い日ざし。また、夏の暑い日。《季 夏》「焼岳は—に灼けて立つけぶり/秋桜子」 2 一日の最高気温がセ氏25度以上の日。→真夏日 →猛暑日 →冬日
なつびき‐の【夏引きの】
[枕]夏に糸をつむぐ意から、「いと」に掛かる。「—いとほしとだに言ふと聞かばや」〈金葉・恋上〉
なつ‐ふく【夏服】
夏に着る薄手の衣服。多く洋服にいう。《季 夏》「—や軽々として業にあり/虚子」
なつ‐ふじ【夏藤】
マメ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山林に生え、葉は羽状複葉。夏、白い蝶形の花をつける。土用藤。《季 夏》
なつ‐ぶとん【夏布団】
夏用の、綿を薄く入れた布団。《季 夏》
なつ‐ぶし【夏沸瘡】
夏、あせもが化膿して、子供の頭に発するできもの。なつぼし。なつむし。《季 夏》
なつ‐ぼうし【夏帽子】
夏にかぶる帽子。麦わら帽子・パナマ帽など。《季 夏》「松風をうつつに聞くよ—/竜之介」
なつ‐ぼし【夏干し】
1 夏に冬物の衣服などを干すこと。また、その干したもの。 2 土用干(どようぼ)し。
なつ‐まけ【夏負け】
[名](スル)夏の暑さのために、食欲不振になり、体が衰弱すること。夏ばて。「—して痩(や)せる」《季 夏》
なつ‐まつり【夏祭(り)】
夏季に行われる神社の祭り。疫病・災厄などをはらう祈願から発生したものが多い。《季 夏》