なつまつりなにわかがみ【夏祭浪花鑑】
浄瑠璃。世話物。九段。並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛・竹田小出雲の合作。延享2年(1745)大坂竹本座初演。団七九郎兵衛・釣船三婦(さぶ)・一寸徳兵衛ら三人の侠客(きょうかく)の達引(た...
なつ‐まめ【夏豆】
1 ダイズの早生種。枝豆として食べる。夏だいず。《季 夏》「—の二葉や麦の株返し/去来」 2 (中国・九州地方で)ソラマメの別名。
なつ‐みかん【夏蜜柑】
ミカン科の常緑低木。山口県で作られたのが最初で、各地で栽培される。葉は楕円形。初夏に白い花が咲き、秋に大形の実を結ぶ。果皮は黄色で厚く、果肉は酸味が強く、生食のほか砂糖漬などにする。夏橙(なつだ...
なつ‐みち【夏道】
積雪期でない時期の登山道。
なつ‐むき【夏向き】
1 夏の季節にふさわしいこと。また、そのもの。「—の衣服」 2 夏のころ。夏の間。「是から—は熱苦しくて」〈漱石・虞美人草〉
なつ‐むし【夏虫】
1 夏の虫。夏の夜、灯火に寄ってくる虫。火取り虫。《季 夏》「—や夜学の人の顔をうつ/召波」 2 ホタルの異名。「—の影見し沢のわすれ水思ひ出でても身はこがれつつ」〈続千載・恋四〉 3 セミの異...
なつむし‐の‐いろ【夏虫の色】
染め色の名。蝉(せみ)または青蛾の二藍(ふたあい)色・緑色あるいは瑠璃(るり)色をいう。「—したるも涼しげなり」〈枕・二八一〉
なつめ【棗】
1 クロウメモドキ科の落葉高木。葉は卵形で、3本の脈が目立ち、互生する。夏、黄緑色の小花をつけ、楕円形の実を結び、暗赤褐色に熟す。実は食用に、また漢方で乾燥させたものを大棗(たいそう)といい、強...
なつめ【夏目】
姓氏の一。 [補説]「夏目」姓の人物夏目成美(なつめせいび)夏目漱石(なつめそうせき)夏目甕麿(なつめみかまろ)
なつ‐め【夏芽】
⇒かが(夏芽)