なま‐めん【生麺】
ゆでたり乾燥させたりしていない麺。
なま‐もの【生物】
加熱や乾燥、燻製・塩物などの加工をしていない、なまの食品。主に魚類にいう。
なま‐もの【生者】
未熟な者。なまいきな者。また、身分の卑しい者。「今は昔、京にきはめて身貧しき—ありけり」〈今昔・三〇・五〉
なま‐ものしり【生物知り】
《「なまものじり」とも》いいかげんの知識しかないのに物知り顔をすること。また、その人。「世間の—がたまたま事のなりゆきを見て」〈谷崎・盲目物語〉
なま‐やか【生やか/艶やか】
[形動ナリ]若々しく美しいさま。なまめいたさま。「いと—なる女房一人臥したりけり」〈著聞集・一二〉
なま‐やき【生焼(き)】
1 なまの部分がいくぶん残る程度に焼くこと。また、そのもの。 2 刃物の焼きの不十分なこと。また、その刃物。なまくら。
なま‐やけ【生焼け】
十分に焼けていないこと。また、そのもの。「肉はまだ—だ」
なま‐やさい【生野菜】
煮たりいためたりしていない野菜。
なま‐やさし・い【生優しい】
[形][文]なまやさ・し[シク]中途半端にやさしい。「今ここで君らが—・い心を出して見たまえ」〈藤村・家〉
なま‐やさし・い【生易しい】
[形][文]なまやさ・し[シク]簡単である。たやすい。下に打消しの語を伴って用いる。「思ったほど—・い仕事ではない」