なま‐やつはし【生八つ橋】
八つ橋2のうち、焼いていないもの。
なま‐ゆうぐれ【生夕暮れ】
夕暮れに間近いころ。たそがれ。「—になりにけり」〈平中・三六〉
なま‐ゆか・し【生懐し】
[形シク]なんとなく慕わしい。「京の—・しうなりゆけるに」〈平中・三六〉
なま‐ゆで【生茹で】
ゆで方が不十分であること。また、そのもの。
なま‐よい【生酔い】
《「なまえい」の音変化》酒に少し酔うこと。また転じて、相当に酔っていること。また、その人。酔っぱらい。
生酔(なまよ)い本性(ほんしょう)違(たが)わず
酒に酔っても人の本性は変わらない。生酔い本性忘れず。
なまよみ‐の
[枕]「甲斐(かひ)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—甲斐の国」〈万・三一九〉
なま‐よろ・し【生宜し】
[形シク]ややよい。いくらかましである。「抱き移し奉る御乳母など—・しからむはいとわりなかるべし」〈栄花・松の下枝〉
なまり【生り】
「生り節」の略。
なまり【訛り】
ある地方特有の発音。標準語・共通語とは異なった発音。「言葉に—がある」