なら【奈良】
姓氏の一。 [補説]「奈良」姓の人物奈良利寿(ならとしなが)
なら【楢/柞/枹】
コナラの別名。また、ミズナラ・ナラガシワなどを含めた総称。
ならい
冬に吹く強い風。海沿いの地でいい、風向きは地方によって異なる。ならい風。《季 冬》「夕—一トきは月のほそりかな/万太郎」
ならい【習い/慣らい】
1 しきたりとなっていること。ならわし。習慣。「土地の—で盆は旧に行う」 2 世間であたりまえであること。世の常。「栄枯盛衰は世の—」 3 ならうこと。学ぶこと。「以て貿易不利にして帰り来らんと...
ならい‐かぜ【ならい風】
「ならい」に同じ。
習(なら)い性(せい)となる
《「書経」太甲上から》習慣は、ついにはその人の生まれつきの性質のようになる。 [補説]「習い、性となる」と区切る。「ならいしょう、となる」「ならいせい、となる」とは読まない。
なら・う【習う/慣らう/馴らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 教わったことを繰り返し練習して身につける。けいこする。「夜ふけに一人でダンスのステップを—・う」 2 知識や技術などの教えを受ける。教わる。学ぶ。「父から将棋を—・う」「...
なら‐うちわ【奈良団扇】
奈良で作られる古雅なうちわ。もと、春日神社の神官が軍扇の形にならって作ったもので、天平模様や奈良の風物などが透かし彫りしてある。禰宜(ねぎ)うちわ。《季 夏》
ならえん【那羅延】
《(梵)Nārāyaṇaの音写》梵天・帝釈天(たいしゃくてん)とともに仏教を守護する神。非常に力が強く、那羅延金剛(ならえんこんごう)ともいい、その大力を那羅延力という。那羅延天。
なら‐がしわ【楢柏】
1 カシワの別名。また、コナラの別名。 2 ブナ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。葉は長楕円形で、裏面が灰白色。実は椀(わん)形の殻斗(かくと)をもつどんぐり。