そよ‐そよ
[感]《「そよ」を重ねた語》そうだ、そうだ。「風ふけば楢(なら)のうら葉の—と言ひ合せつついづち散るらむ」〈詞花・冬〉 [補説]和歌では多く、風の「そよそよ」に掛けて用いる。
そら‐だのめ【空頼め】
あてにならないことを頼みに思わせること。むだな期待をさせること。「さだめなくきえかへりつる露よりも—するわれはなになり」〈かげろふ・上〉
そら‐だのみ【空頼み】
[名](スル)頼みにならないことを頼りにすること。むなしい期待をすること。「—に終わる」「だれか助けてくれるかと—する」
そら‐ゆめ【空夢】
見もしないのに、見たように作り上げて人に話す夢。また、正夢(まさゆめ)と違って、現実には夢で見たようにならなかった夢。「そは必ずしも漠然たる—ではなかったろう」〈柳田・山の人生〉
そも‐や
[副]《接続詞「そも」+間投助詞「や」から》いったいまあ。「我等夫婦は—幾許(いかばかり)の恥辱を受くるならん」〈紅葉・金色夜叉〉
其(そ)れというのも
前に述べた事柄を受けて、その原因・理由についての説明を次に述べることを示す。そのわけは。なぜならば。「あの家は何か変だ。—人が出入りするのを見たことがない」
それ【其れ】
[代] 1 中称の指示代名詞。 ㋐聞き手が持っている物、または、聞き手のそばにある物をさす。そのもの。「ちょっと—を見せてください」 ㋑聞き手がいま話題にしたばかりの事物などをさす。そのこと。...
そ‐よう‐ちょう【租庸調】
1 中国、隋・唐代の均田法下の税法。給田を受けた丁男(21〜59歳)に課したもので、租は粟(あわ)2石、庸は年20日(閏年は22日)の労役、または代納として1日当たり絹3尺、調は絹2丈と綿3両、...
そぼろ
[名・形動] 1 魚や肉などをほぐして味つけし、いり上げた食品。「鳥—」 2 ぼろぼろに乱れているさま。みすぼらしくやつれたさま。また、そのような容姿や衣服。「—髪」「なりも—なその上に、顔の構...
ぞっ‐かい【俗戒】
仏語。在家(ざいけ)の信者が守らなければならない戒。五戒はその一。在家戒。