たたみ‐な・す【畳みなす】
[動サ四]幾重にも重ねる。「すくよかならぬ山の気色、木深く世離れて—・し」〈源・帚木〉
ただ…までだ
《「までだ」は、副助詞「まで」+断定の助動詞「だ」》事態はそれだけで、それ以外の事を考える必要はないという意味を表す。事態の成立が未来のとき、動作主体が話し手の場合は決意、話し手以外の場合は確認...
たすき【襷/手繦】
1 和服の袖やたもとがじゃまにならないようにたくし上げるためのひも。背中で斜め十文字に交差させ両肩にまわして結ぶ。 2 一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長いひも。「次走者に...
たち‐くだ・る【立ち下る】
[動ラ四]程度が低くて劣る。「その人ならず—・れる際(きは)には」〈源・若菜上〉
たぐ・える【類える/比える】
[動ア下一][文]たぐ・ふ[ハ下二] 1 並べて比較する。また、なぞらえる。「他に—・えるものがない」 2 並ばせる。添わせる。「花の香を風のたよりに—・へてぞ鶯(うぐひす)さそふしるべにはやる...
沢庵(たくあん)のおもしに茶袋(ちゃぶくろ)
沢庵漬けを作るときに、上に軽い茶袋をのせても重しにならないことから、効き目のないことのたとえ。
タグ‐ラグビー【tag rugby】
子供や初心者、レクリエーション向けの簡易ラグビー。タックルやスクラムなどの激しい身体接触がなく、ボールを持った者が腰の両脇に付けた帯状の布(タグ)を取られるとパスしなければならない。
たじろぎ
《古くは「たじろき」》 1 たじろぐこと。気おくれすること。「少々のことでは—もしない」 2 うまく進行できないでぐずぐずすること。ためらうこと。逡巡(しゅんじゅん)。「さやうならむ—に、絶えぬ...
だ‐じごく【堕地獄】
「堕獄(だごく)」に同じ。「あらゆる日常の瑣事の中に—の苦痛を感じなければならぬ」〈芥川・侏儒の言葉〉
たち‐ぎみ【立ち君】
昔、夜、道端に立ち、客を引いた娼婦。古くは辻君(つじぎみ)と区別された。「とこも定めぬ—は、これも世渡るならひとて」〈浄・卯月の紅葉〉