然(さ)だに
せめてそのようにでも。「—も候はば、官加階は肩をならぶる人もあるまじきぞ」〈平家・三〉
ごん‐ぜつ【言舌】
物を言うこと。物言い。弁舌。「尤も片頰腫れ上られ居り候えば、—も甚ださだかならず」〈芥川・糸女覚え書〉
コンテムツス‐ムンジ【(ラテン)Contemptus Mundi】
《世を厭うの意》キリシタン版の一。キリスト教の修道・教訓書。トマス=ア=ケンピスの作とされる「イミタチオ‐クリスティ」(邦訳名は「キリストにならいて」)の日本語訳。慶長元年(1596)刊行のロー...
コンテナリゼーション【containerization】
《「コンテナライゼーション」とも》コンテナ輸送。貨物をすべてコンテナで輸送すること。
コンデンス【condense】
[名](スル)凝縮すること。濃縮すること。「酒なら焼酎かウヰスキーを更に—した物」〈白鳥・何処へ〉
こんごう‐りきし【金剛力士】
《(梵)Vajra-pāṇiの訳》金剛杵(しょ)を持って仏法を守護する神。大力をもって悪魔を降伏(ごうぶく)する。寺門の左右に置かれる。門の向かって右を密迹(みっしゃく)金剛、左を那羅延(ならえ...
然(さ)有(あ)・り
そうである。そのとおりだ。「人が笠をさすならば我も笠をささうよ、げにも—・り」〈虎明狂・末広がり〉
こん‐どう【混同】
[名](スル) 1 区別しなければならないものを同一のものとして扱うこと。「公私を—する」 2 まじり合って一つになること。「体面を全うして改革家の党に—せんと欲する者もあり」〈福沢・文明論之概...
こん‐すう【根数】
正の整数の累乗根のうち、有理数にならないもの。循環しない無限小数となるため、不尽根数ともいう。
ごん‐げん【権現】
1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮の姿をとって現れること。 2 仏・菩薩の垂迹(すいじゃく)として化身して現れた日本の神。本地垂迹説による。熊野権現・金毘羅(こんぴら)権現などの類。 3...